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歌川芳虎 大判三枚続 刊年:文久三年(1863)十一月 版元:井筒屋 | 絵師紹介 |
この作品の構図自体は、両雄一騎打ちの場面であり、師・国芳と同様のものである。しかし、背景を川中島合戦に至る略伝で埋め尽くす手法には芳虎の工夫が見られる。筆字においては、書と画が一体であることが端的に示されている。 海外の展示会では、このような文字が摺り出されている | 浮世絵は、意外に人気が高いが、当時の日本人にとっては、これだけの内容が浮世絵に読み込まれることが前提になっていた証拠として理解される。 なお、同略伝は原大隅の繰り出した槍が謙信の馬の尻をしたたか叩いたため、馬が踊り両雄物別れとなったと伝える。 |
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