額装例の説明  【油絵風景画 木枠張り込み】

 額縁のタカハシなら、木枠の製作と額縁の製作を、自社工場内で完結することが可能です。画布のままで眠っている作品は、是非当店にお任せください。
　海外から持ち帰った風景画。海外の絵画工房では、画布を張り込む木枠は使いまわすのが一般的です。作品が仕上がれば、木枠から外した画布の状態でお店に並びます。残った木枠は次の作品を製作するために、新しい画布が張られて再利用されます。
　木枠から外された画布は、嵩張らずに持ち運びに便利です。木枠に張られた状態では、日本に持ち込むのに梱包代や送料がいくら掛かるかわかりません。反面、画布のままだと絵柄の保存性が悪くなります。もともとピンと平らに張られていた画布ですから、布地が縮む、持ち運びで丸めるといった力が加わると、絵の具に無理が生じます。飛行機の中は気圧や気温の変化が激しいので、よりダメージにつながり易いのかもしれません。
　こちらの額装例でも、絵の具に亀裂が見られます。残念ながら亀裂や剥落の起こった作品の修復は困難ですが、悪化を防ぐなら、元の通り木枠に張り込んで額装するのがベストです。作品が生まれた状態に戻せれば、絵の具に無理な力が掛かりません。

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作品寸法	570×840	使用フレーム	M6300ブラウン(廃番) ※別のフレームで製作可能です
既製品/特注品	フルオーダー製作	額縁の構造	麻ライナー付きの額縁
額装方法	画布を木枠に張り込み	製作年月日	2016年11月